お腹がぽっこりと出てしまっていたり、脚やお尻の脂肪が気になったりすると、食事制限や運動などを始める方が多いかと思います。
脂肪を落とすとなると、有酸素運動を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、筋トレで脂肪を落とせるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、筋トレで脂肪を落とすことはできるのか、効率よく脂肪を落とすにはどうすればいいのかについて解説します。
目次
筋トレで脂肪を落とせる?
理論上、体脂肪は身体を動かすことでアドレナリンが出て、脂肪を分解し始めます。
その分解された脂肪がミトコンドリアによって運ばれ、筋トレなどの運動によりエネルギーとして燃焼することで、脂肪を減らすことができます。
ですので、筋トレをすれば脂肪をエネルギーに変えることができるので、脂肪を落とすことは可能です。
しかし「筋トレだけで脂肪を完全に落とす」ことは実はとても難しく、効率よく脂肪を落とすには「食事の見直し」を行うことがとても重要になります。
例えば、お腹周りに脂肪がついている状態から腹筋を綺麗に割ろうとしても、いくらトレーニングをしても割れた腹筋は出てきません。
脂肪を落とすには、まずは食事の見直しを行って、普段摂りすぎているエネルギーを減らし、そこに筋トレを組み合わせることが重要になります。
筋トレと一緒に行うべき食事の見直し
脂肪が身体に増えている状態は、何かしらの食材・栄養素を過剰摂取している状態です。
例えば、揚げ物を普段から多く食べている、間食に甘いものをたくさん食べてしまっているなど、思い当たる部分があるのではないでしょうか?
まずは、そういったものの量を減らしていくことから始めてみましょう!
脂質は控えめに、糖質は適度に
効率的に脂肪を減らすには、「脂質は控えめに」、そして「糖質は適度に摂る」ことがとても重要になります。
脂質は、身体を動かすための重要なエネルギー源ですし、身体を構成するための栄養素でもありますが、揚げ物や脂身の多いお肉などで過剰に摂取してしまわないようにしましょう。
特に揚げ物は、BOSTYの食事プログラムの中でも特にお控えいただきたい食事としてお伝えしております。
揚げ物はどうしても油を酸化させてしまい、身体にも良くない影響を与えてしまうからです。
必要な脂質は、肉や卵、魚などの食材から十分に摂取できます。
また、糖質は多く摂取すると体脂肪の原因になってしまいますが、かといって過度に制限をしてしまうことは避けてください。
糖質は、身体を動かすための重要なエネルギー源となります。
糖質を一切摂らないと、身体を動かすためのエネルギーがない状態ですので、身体は筋肉を分解してエネルギーに変えてしまいます。
筋肉の量が減ると、基礎代謝が下がり、脂肪燃焼しにくい体質にもなってしまいます。
過剰に摂取してしまうと脂肪がついてしまいますが、逆に一切食べないなど、無理に糖質制限を行うのもNGです。
脂質は控えめに、糖質は適度に摂るようにしましょう。
筋トレと合わせてタンパク質は多めに
食事を見直して、余分な栄養素を減らしていけば、体脂肪を減らすことは可能ですが、それだけですと、美しいボディラインを作ることはできません。
体重さえ減らせば、身体を引き締められるというわけではないからです。
しなやかなボディライン、引き締まったお腹や、すらっとした脚などは、ある程度筋肉をつけないと作ることはできません。
また、筋トレで筋繊維を傷つけ、その傷ついた筋繊維を回復させることによって筋肉は成長します。
筋肉の成長には、筋肉の材料となるタンパク質を多めに摂ること、そして十分な休養が必要となります。
タンパク質は、脂身の少ない鶏むね肉や牛赤身肉、卵、マグロやカツオなどの魚(お刺身)、大豆製品などに多く含まれます。
できれば、朝昼晩の3食で、それぞれいずれかはかならず食べるようにしましょう。
脂肪を落とすのに有酸素運動は必須?
脂肪を落とすには有酸素運動が有効ともいわれますが、本当に有酸素運動は必須なのでしょうか?
有酸素運動は、ある程度時間をかけないとカロリーが消費されないといわれていることから、忙しくて時間がない方は取り入れにくい方法なのではないでしょうか?
実は、脂肪を落とすには有酸素運動は必須というわけではありません。
正しい筋トレと食事をすれば、有酸素運動を取り入れなくても脂肪を落とすことができます。
有酸素運動よりも筋トレと食事を!
有酸素運動は、確かに脂肪を落とすには有効とされていますが、どうしても脂肪を燃焼させるために取り組む時間が長くなってしまいます。
また、有酸素運動は筋肉も犠牲になってしまうため、筋トレで身体を引き締めたいと考えている方にとってはおすすめできない運動方法です。
実際に、BOSTYのパーソナルトレーニングでも、有酸素運動は取り入れておりません。
食事を見直して脂肪を落とし、さらに筋トレを行って身体を引き締めていけば、健康的で美しいボディラインを作ることができます。
有酸素運動はボディメイクに不要
普段運動する機会がなく、仕事もデスクワークだった場合、高カロリーな食事を取ればもちろん太ってしまいます。
自分の身体活動レベルに合ったエネルギーを補給し、筋トレで身体をひきしめていくことの方がとても効率的です。
有酸素運動の場合、たとえば1時間かけてウォーキングを行っても、消費できるカロリーはおにぎり一つ分なんです。
1時間かけて多く摂りすぎたカロリーを消化するよりも、しっかりと必要な栄養素を摂取し、正しく筋トレを行ったほうが効率的だと思いませんか?
BOSTYでは、週に2~3回の頻度で身体を変えられるトレーニングメソッドをYouTubeや書籍などで公開しております。
5分で取り組める全身の脂肪燃焼筋トレや、特殊な器具も不要で、ご自宅で気軽に取り組めるトレーニングなどをご紹介しております。
より効率よく身体を引き締めたいなら、ぜひBOSTYのトレーニングメソッドをご活用ください!
筋トレで脂肪を落とすことは可能?まとめ
筋トレと食事制限を組み合わせれば、時間のかかる有酸素運動を取り入れなくても、脂肪を落とすことができます。
有酸素運動に時間をかけなくても、筋トレはまずは週に2~3回の頻度で取り入れれば、身体を変えることができます!
しかし、食事を見直す際は、極端な食事制限ではなく、必要な栄養素をしっかりと摂ることを忘れないようにしましょう。
今回の内容をぜひご参考に、ご自分の食事の見直しから始めてみてください!