みなさんは筋トレ期間中、どのような食事をされていますか?
ボディメイクにおいて、筋トレと同じくらい重要な位置づけになる食事。
ジムやトレーナーによって考え方が大きく異なるため、今ご自身が行っている食事方法が正しいのか分からないと悩まれる方が多いようです。
特に、お米などの炭水化物に関しては否定的な考えも多く、筋トレ期間中に食べるべきなのか悩むことも多いかと思います。
今回は、筋トレ期間中にお米などの炭水化物は食べてもいいのか?身体作りに必要なのか?について解説します。
目次
筋トレ期間中にお米などの炭水化物は必要?
BOSTYメソッドでは「炭水化物は身体作りに必要」と考えています。
ですので、炭水化物が多く含まれているお米を食べても問題ありません。炭水化物の中には糖質が多く含まれており、その糖質が身体を動かすエネルギー源となると考えているからです。
【運動と栄養素の関係】
「糖質」や「脂質」…体を動かすためのエネルギー源。
「糖質」は「脂質」に比べ、エネルギーとして早く使われる。
「脂質」は少ない量でも燃焼量が多く、消化・吸収に時間がかかるので、長時間の運動時に必要。
では、なぜ糖質制限ダイエットなどの、糖質を避ける考え方が広まっているのでしょうか?
糖質の体への働きとともに解説していきます。
糖質は体のエネルギー源!
糖質は体を動かすエネルギーとなる栄養素ですので、糖質を十分に摂らないと、「エネルギー不足の状態」でトレーニングを行うことになります。
すると、筋肉を作るためのエネルギーがなくなり、筋トレの質が下がってしまいます。
また、糖質を摂取せず体にエネルギーがない状態で筋トレを行うと、人の体はタンパク質を分解してエネルギーを作らざるを得なくなります。
すると、筋肉になるはずのタンパク質がエネルギーとして消費されてしまい、せっかく筋トレを続けても効果が薄れてしまいます。
つまり、バルクアップ目的で筋トレをしている方はもちろん、体を引き締める目的で筋トレをしている方でも、糖質を適度に摂取しなければ、効率的に体を引き締めることはできません。
なぜ糖質制限するの?糖質の仕組み
エネルギー源となる糖質の代表的な物は、ご飯、パン、麺類などに含まれるデンプンです。
デンプンは、唾液中のアミラーゼの作用によりマルトースに分解され、さらに小腸でグルコース(ブドウ糖)に分解されて吸収されます。
グルコースは脳にとって唯一のエネルギー源でもあるので、適切に摂取しなければいけません。
このグルコースがグリコーゲンという形に変形して、筋肉や肝臓に貯蔵されるのですが、過剰なグルコースは貯蔵できず脂肪として蓄積されるため、肥満の原因となってしまいます。
これが、糖質が太ると言われている要因です。
つまり、炭水化物の過剰摂取は太る原因となってしまいますが、体に必要な量はきちんと摂取する必要があります。
炭水化物の過剰摂取を避けるために!食事で心がけること
炭水化物の過剰摂取は良くないと分かりましたが、実際にどのようなことを心がけたら炭水化物の過剰摂取が防げるのでしょうか?
BOSTY流食事メソッドでの食事に対する心がけをまとめてみました。
タンパク質と糖質をバランスよく摂取することが重要
先ほど少し触れましたが、タンパク質は筋肉の材料となる栄養素です。
そして糖質は、筋肉を作り出すエネルギー源となる栄養素です。
つまり重要な要素なので、どちらも制限せずに摂取することが大切になります。
筋トレ中の食事では、特に意識して摂取しましょう。
健康的な正しい食事をする
基本的には「健康的な正しい食事」をすることが最も重要です。
人間が運動する際には、「糖質(炭水化物)」「脂質」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル(無機質)」の五大栄養素が必要不可欠です。
糖質・脂質はエネルギー源となり、タンパク質は筋肉の構成に、ビタミンとミネラルはエネルギーや体を構成し代謝に欠かせないものです。
栄養素のどれか一つが不足しても、体の機能はうまく働きませんので、1度の簡単な食事で8~10品目を摂ることが好ましいです。
動画で述べているように、タンパク質は多少摂りすぎても問題ありませんが、炭水化物は摂りすぎに注意しましょう。
健康的な食事をしていれば必要な炭水化物は十分摂取できるので、「炭水化物を摂取しすぎていないか?」に注意して食事をすることをオススメします。
食べていい炭水化物と控えるべき炭水化物
実際にBOSTYが推奨する炭水化物はどのようなものでしょうか?
筋トレがバルクアップ目的なのか、引き締める目的なのかによっても異なりますので、ご自身の目的に合わせて摂取する炭水化物を選んでください。
BOSTY推奨食材(炭水化物が多いもの)
「バルクアップ目的」→白米・うどん・餅・パスタ・さつまいも・和菓子
「引き締める目的」→玄米・押麦・黒米・オートミール・ジャスミンライス・十割蕎麦・さつまいも・ジャガイモ・カボチャ・チアシード
控えるべき炭水化物
ラーメン・生クリーム・カレー・シチュー・スナック菓子・アイス・ケーキ・アルコールなどの、糖質が多すぎるもの
「バルクアップ目的」の方は筋トレ量が多いので、そこまで気にする必要はありませんが、頭に入れておくことをオススメします。
「引き締める目的」の方は、控えるべき食材は摂らないように注意しましょう。
筋トレ期間中はお米を食べてもいい?炭水化物は体作りに重要?まとめ
筋トレ期間中は、炭水化物を一切摂取しない方や糖質制限と兼ねて行う方がいますが、体のエネルギー源となる最低限の糖質は摂取する必要があります。
正しく糖質を摂取できていないと、筋肉を作り出すエネルギーも、トレーニングをこなすためのエネルギーも足りなくなってしまいます。
結論として、「筋トレ期間中にお米や炭水化物を食べても良い」ですが、過剰摂取にならないように適切的な範囲内で摂取してください。
炭水化物の過剰摂取は脂肪として蓄えられてしまうので、体を引き締める目的で筋トレを行っている方は特に要注意です。
糖質完全カットなどの過度な制限はせず、健康的な食事から得られる炭水化物はしっかりと摂取しながら、効率的に理想の身体を目指しましょう。